リフレイン

思い出せるように

The Love Bugs 1/15

なんだかもやもやを書き留めておきたいので別記事でめも。ちなみに地球ゴージャスは初見です。

わたしはあの世界観が大好きで、おしゃれな虫たちがファンタジーとしてとても好きで。アンサンブルさん達たくさんで歌って踊るのがしあわせでしあわせで仕方なくてそこはもう一度行きたいくらい本当に良いんだよねえ。大好きな櫻子ちゃんがセンターで輝いて歌って踊ってやってるのが感無量で、切ない演技には惹き込まれて。しろたんはかっこよすぎか?だしかっこよすぎか?キザなナルシストで笑える感じだったのに最後のアカペラ裏声がかっこよすぎて震えた。エリザベート観たいです。平間くんもやっぱり踊れるからかっこいいしさ〜そんな平間くんが飛べなくなる=踊れなくなるってつらすぎて泣けたりして。あと岸谷さんは今まであんまり見たことなかったんだけど、タップ始まった瞬間がほんっっっとにかっこよくてたまらなかった。あの鳥肌立つ感じはなかなかないってくらいかっこよかった。蛍の櫻子ちゃんがみんなを照らしながら飛んで歌ってるのがほんとやばくてぽろぽろ泣いていたのはわたしです 櫻子ちゃんの歌はとてもパワーがあっていつも元気をもらっているのだけど、蛍として照らしている櫻子ちゃんが本当に眩しくて、太陽みたいな存在だなあと思って泣いた。

あとハッとさせられるせりふも多くて、忘れたくないいいフレーズも多くて。まあ忘れてしまったんだけど一瞬のきらめき?のために生きる?(忘れすぎ)それも良かった。

 

しかしどうしても大きなテーマ?がだめで。ファンタジーの虫の世界であって現実の虫の世界に注目したものではないと思ってるんだけど、現実世界の戦争やら汚染やらって話を混ぜられるのが苦手だった。しかもテーマが多くて重すぎる。メッセージ性が強すぎる。詰め込みすぎて浮いてる感じがした。まあつまり寺脇さんいらなかったなって感じで、わたしはあの虫たちの世界をただただ観ていたかったなって。1幕によくわからないおじさんが乱入してきた時にちょっと疲れていたんだけど、2幕で反戦メッセージをガンガン入れられてとても引いてしまったし寺脇さんの歌が長いな眠いなって感じるくらいだった。びっくりするほど生理的に無理で、ここだけ考えれば空席多いのも分かるわ…ってくらいにははまらなかった。ゴージャスのメッセージ性は割といつものことらしいというのは後で知ったんだけど、フライヤーの印象と序盤のショーの感じでなんて素敵なファンタジーだ!と思ってしまったのが良くなかったのかも。わたしは舞台自体が特別なものだと思ってるから特別感、とか異世界、みたいなものが好きで、今回はファンタジーだ!という頭で見始めてしまったから尚更温度差を感じてしまった。これは主観に走ったわたしのせいでもあるから、虫の話ってことは環境問題がテーマだな、くらいの前提があったならまた違ったのだろうか。いやそれでも戦争まで飛び火するのは受け入れられなかったかも。環境問題に関するお説教を聞きに来たのでもなく戦争についての意見を聞きたかったのでもないっていうのが正直な感想。わたしだって戦争モノは観るしそこから考えさせられることはある、けれど。これは良くない!考えろ!考えろ!もっと動け!って言われているようだった。芸術が含むメッセージ性(例えば戦争モノが題材で、こういう時代があったことを忘れてはいけないなとふんわり思う)を超えて、シンポジウムとか講義を見せられた印象。メッセージ性がある、だけではなく強すぎる。


総括するとなんてもったいないんだ!!という感じ。ミュージカルやショーとして観る分には120点満点だし本当に大好きだからいろんな人に勧めたいんだけど、大筋のテーマに疲れたのでおすすめできない。ショーのためにもう一度行きたいと思ってるから、2回め観たらまた違う感想なのかも。