リフレイン

思い出せるように

刀舞鬼 東京SP公演2/28 のあれこれ

SP公演についてどうも腹の虫が収まらないので書いてしまった。誰かに怒られそう。好き勝手言ってるだけだからゆるしてね 文章力には目をつぶってください 兄弟最高も含めたついったまとめ→刀舞鬼 - Togetterまとめ 主に兄弟最高の話→刀舞鬼 2/19 2/22 2/24 2/25 2/26 2/28 - リフレイン

 

前提事項として、わたしは兄弟と創さん桃さんが好きなんだけれど、ダンスも好きだからえぐざいるは結構好き。ダンサーさんも好き。この舞台はショー部分が大好きで推しの演技が好きで、本はくそだが3回めにしてやっと自分なりの楽しみ方を見つけたところだった。殺陣と舞の融合は最高。そして6回めがこのSP公演だったわけです

結論から言うと本当に不満だった。ひとつの作品としてこれは無しだなと思った。推しが目立ってほしいとか、内輪ネタが嫌いとかではなくて、もっと客観的に観たときにこの公演の完成度が低いと思った。

ちなみに本編のつっこみどころについてはキリがないので省略するwわたしも24日以降はそこに目をつぶって楽しめるようになっていたのだし。それでも、SP公演がひどかったという話。

 

まず思うのは、本筋と関係ないところでゲストが3人出てくるだけで「SP公演」って言うのはぬるすぎるwこんな感じのゲスト登場なら1人ずつ通常公演であってもおかしくないし、お遊びコーナーはじめアドリブが少しずつ長いのは千秋楽っぽいなってだけ。わざわざSP公演なんて名前を付けて千秋楽と別に作るものではない。そして千秋楽でスペシャルカテコやら豆まきやらをやっておいて、その次のSP公演がこれっていうのがぬるすぎる。マチソワ逆のがまだマシでは?(SP後はマチネ行けば良かったTLだった)(行きたかった)そしてそのスペシャルな(?)出来事のせいで、全体としての作品が悪くなったのが大問題。

この舞台はそもそも本と演出があまりにもお粗末なのでショーとして楽しまなければいけないものだと思っているんだけれど、やはりストーリーを軸とした舞台である以上はそこから逸れすぎてはいけないと思っている。ラストにあれだけ長台詞を用意しているからには、劇団としてお芝居をやりたいってことだよね?ショーがメインのエンターテイメント?ならあんな演技力に頼る見せ場を作らないのでは?と思う。演技のレベルの話は省略

 

端的に言うとゲスト登場の3回と山さんコーナー、4回も脱線するのは多すぎてどんどん雰囲気が緩くなっていくので、シリアスなストーリー展開に悪影響だという話。シリアスに戻す演出も演技力も足りないのだから。

大包平様パートはせっかく丸山さんが作った雰囲気をぶち壊すからそもそも入れる場所が間違ってると思っていて、でも内容がおもしろいから通常公演は笑っていたのだけれど、SP公演は長いし内容も濃かったからその雰囲気を引きずっていて。その後の殺陣シーンでまだ客席がふわふわしてたのがとてももったいないし空気の作り方下手くそすぎだと思った。役者さん達の切り替えはすごいが客席は全然切り替えられてなかったぞ。茶番でストーリーを台無しにするとは何事か。(まあわたしは雉さんかっこいいで沸いてたし実際雉さんは良かったけど)

鬼退治を終えた村のシーンで余興が始まった時は、ゲスト登場3回め、いい加減ついていけないと思った。無理やりにも程があるし、ゲストが来てキャーキャーする雰囲気が頻発して、それがあまりにも舞台とかけ離れていて純粋に嫌だなと思った。なんかもう3人出てもいいから1ヶ所にまとめてよ…しょっちゅう脱線して茶番やってシリアスに戻って、いちいち落差が激しいから観客が置いていかれる。世界観を無視したいかつい私服の人たちが踊ったらそれはもうダンスのショーで、桃太郎の舞台ではない。たぶんゲスト登場をふわふわ楽しみながら本筋もふわふわ適当に話半分で楽しめば良かったのかもしれないけど、個人的にはそのように楽しめないし、それが向こうのやりたいことなのか?とも思う。中途半端なお芝居をゲスト登場によって更に中途半端にすることは、あちら側が意図することではないと思うのだけれど。こんな緩い空気にしてあのラストの熱演を観せたいの?違うだろう

カテコでのゲストの扱いにも納得がいかなくて、何度も言うけどゲストってほどのスペシャルなことやってないし、本編と関係ないお遊びコーナーに来て雰囲気をぶち壊しただけだから(ゲストに罪はない、企画が悪い)センターに立って長々と喋っているのも疑問だった。私服でね。スペシャルカテコをやらないのも不満だった。尺の都合かもしれないけどどうでもいい余興を繰り返して元々本編に出ているキャストを紹介しないっていかがなものか。

 

主観として外れだなあと思う舞台はこれまでにもあったし、わたしがつまらないと思っても賞をもらってる舞台もあるし、合う合わないがあるのは当然のこと、勝手な好みで好き放題言ってるし嫌ならば観るなって言われるかもしれない。けれど、エンターテイメントを馬鹿にしていると思って憤ったのは初めてだった。そんな怒り方あるかって自分でも驚くw劇団とは何か。

 

比較として話に出ていたので言及すると、出演者の9割がじゃにーずで観客のほとんどが事務所所属のキャストを観に来ている(仮にそうする)舞台に事務所ゲストが来るのと、今回の件は別物だと思っていて。(事務所担じゃないんだから毎回喜ぶ訳じゃない等の話は置いておく)ほぼW主演という形でえぐざいるではないキャストがいて、メインキャストであるヒロインも他事務所で、他に俳優さんたちもいて。そういう舞台で座長の仲間たち、メンバーがゲストで出てきてファンにキャーキャー言わせるのは違うと思った。外部からこれだけ呼んでおきながら、あまりにもえぐざいるとえぐざいるファンのための時間だった。

あとあーるゆーぴーとの違いはわたしの主観がかなり入るから適当なこと言うけどwお遊びコーナーがあってもいいけど、やるなら本編との切り替えをしなくちゃいけない。内輪ネタをやってもいいけど、しつこくないか、もしくは知らない人でも楽しめるようでないと。そういう意味では今回のようなゲスト連発お遊び連発は、わたしがえぐざいるファンであっても、もしくは兄弟ゆかりの人がゲストだったとしても、この構成に怒る。遊ぶならそれを戻せるだけの演技力が必要なのだから、こんな基盤が出来ていない舞台で遊ぶなんてもってのほかだ。

 

卒業してもえぐざいるだという話はカテコで本人も散々していたし、いつもカテコで自分の話をしすぎなことは置いておくが、SP公演という名の公演がこうである以上はえぐざいるファンのための座組で、その枠を出るつもりが無いことはよく分かった。えぐざいる外の各界のプロフェッショナルを呼んでも、えぐざいるファンのための舞台。それがいいとか悪いとかではなく、よく分かった。えぐざいるファン(全員とは言わないけれど)に絶賛されながら、アンケートを設けずこうやって自己満足の舞台をやっていくんだと思った。これで喜ぶ人たちも多々いるのだから需要はもちろんあるのだしファン思いなのもとても伝わるけれど、エンターテイメントとしては無しだと思ってる。だからわたしはよっぽどのことがなければこの座組の舞台を観に行くことはもうない。とは言え好きなキャストが出たら通うんだろうなあ、ちょろいおたくだから

あーーもったいないな。これだけの人を集めておいて、こんな出来にしかならないのがもったいない。殺陣も舞も歌もそれぞれ良いし融合も良いし、演技が上手い人もいるのに、こんなものを作るなんてもったいない。このキャストでこれだけお金をかけられるなら、本当に素晴らしいものが作れるはずなのに。まあ誰の基準で誰が素晴らしいと感じるかって話ですよね黙ります

あーあと連動やら映画撮影のスタオベやら運営の杜撰さやらっていう不満も結構あって。本もだめ企画もだめ運営もだめって舞台なかなか経験したことないなあと思いました。

 

長々書いたら馬鹿馬鹿しくなってきたけど、わたしは推し以前に舞台が好きだしエンターテイメントショーが好きだから、このような作品としてレベルが低いものは嫌いだなって話でした おこらないでね オープニングと中盤のショーは大好きなんだよ それについては別に語るからね